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KANIGEN (THAILAND) CO.,LTD. 日本初の無電解ニッケルめっき企業。新市場開拓で産業の基礎を支える

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 通電を必要とせず非導電性素材にも、伝導性を付与することのできるのが無電解ニッケル・リンめっき。ハードディスク(HDD)の内部部品や、自動車のピストンやシャフト内燃機関部品、耐薬剤部品など広範囲に活用されるが、なかなか表には出にくいいわば縁の下の力持ち。これに似た企業風土も合わせ持る老舗の日系企業がタイにある。無電解ニッケルめっきを日本で初めて実用化した日本カニゼン(東京都)のタイ法人「カニゼン(タイランド)」だ。設立からちょうど20年。劇的に市場が変化する中で、タイで新たな橋頭堡の構築に挑む。

いち早く海外進出。タイ法人設立から20年

 当時日本で無電解めっき(カニゼンめっき)の特許を持つ日本カニゼン。そのタイ進出は早かった。1997年6月、取引先の海外進出に合わせていち早く海外展開を決断。HDD部品や印刷シャフトなどのめっき用薬品の提供を始めた。その後、HDD業界の再編や自動車関連部品企業などの進出が加速すると、自動車、電気電子、産業機器など広範囲に軸足を広げ、今ではあらゆる産業の下支えを担うまでに。近年は、欧米やタイローカル企業へも浸透を深めている。

 バンコク近郊のサムットプラカン県バンプー工業団地の中に製造拠点があり、顧客のニーズに合っためっき処理薬品を製造・輸入・販売する。めっきの前後処理薬品や、製品の品質管理の一助を担う自動分析補給装置や循環機器の取り扱いも行っている。

今後は非金属分野への開拓も視野に

 海外初拠点となったタイに続き、2004年には中国(上海)にも進出した。現在は海外2拠点体制。アジアシフトを加速させながら、東南アジア諸国などへの輸出も行っている。ゆくゆくはタイをハブとしたさらなる国際展開も視野に入れている。電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などの登場で、大きな分岐点にある自動車市場。

  縮小すると予想される内燃機関に代わって、新たにどのような市場が生まれてくるのか、業界では手探りの状態が続いている。カニゼン(タイランド)でも同様で、危機意識を抱きながらも地固めの必要性も痛感している。牧野誉広(まきの たかひろ)Directorは「現状の足下をしっかりと固めながら、今後に備えたい。もちろん不安もあるが裏を返せばチャンスでもある」。

 無電解めっきで多くの実績を持つ同社。今後を占うカギは「新市場の開拓にある」(牧野氏)と読んでいる。例えば、タイ工場ではこれまで金属材料向けの取り扱いが主力だったところ、これからは樹脂など非金属分野への浸透も一つの岐路となってくると見込んでいる。そうなれば、自動車・HDDに限らず、家電、弱電などの新市場も見えてくる。

従来のサポート体制の向上も必須

 一方で、近年タイの国内の表面処理業界のレベルがあがっているため、従来のサポート体制の向上も必須であり、まずはこの土台が揺るがないことが大切だ。さらに新たな市場や用途の開拓を模索するとなれば、「おのずと川上へと向かざるを得ない」(牧野氏)というわけだ。開発研究・設計といったR&D市場を照準とすることで、自社製品の高性能ぶりをPRするチャンスが広がると見る。

 タイの製造拠点では現在、将来の受注を見越した製造ラインの増設が進められている。完成すれば生産力は現行の2倍となる見通しだ。「その先を見据えて先手を打つ。当社製品の有用性を広く知ってもらう一方で、実際に受注に対応できる体制も構築しないかなくては」。内と外との積極展開。そう言って牧野氏は表情を引き締めた。

【企業情報】

企業名:KANIGEN (THAILAND) CO.,LTD.

住所:253, 16th Floor, Sukhumvit 21 Road (Asoke), Klongtoey-Nua, Wattana, Bangkok 10110

【お問い合わせはこちらから】

TEL:02-260-2670-1  FAX:02-261-7496

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